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映画監督の友人。

2019.10.17 | スタッフ雑記

随分長いこと会ってはないけど、
20代前半をかなり長い時間過ごした友人、田中トシノリ。

ノリで深夜から富士山を見に行ったり(見えなかったけど)、
連日のように朝方まで語り合ったり・・。
彼には音楽やアート、その他いろんなことを教えてもらった気がする。

そもそも今自分がデザイナーをやってるのは彼の影響が大きい。(間違いなく)
いつも一歩前をいく存在でどこか憧れみたいなものを常に抱いてた。

そんな彼が20代半ばになった頃、
それまで結構本気でやっていた音楽を突然やめて、
「ロンドンへ行く」と言い出した。
ロンドンに行ったあと語学でもやってるんだろうと思ってたら
映像の道へ進んでいた。

とにかくやる事なす事、到底自分にはできない事ばかり。
そんな彼の行動力が羨ましく、とにかく刺激的な存在だった。
(映像勉強中の学生の時にロンドンに訪れていた宮本亜門に
「映画監督の田中トシノリです」って自己紹介したとかしなかったとか・・。)

その後、3.11の震災をきっかけに帰国した彼は、
ドキュメンタリー映画「スーパーローカルヒーロー」を完成させ、
静かながら大きな反響を得た。

そしてこの度2作目となる映画「ひびきあうせかい」が完成したらしい。
正直、彼の動向やこの映画の事をSNSでしか知らないけど、
またこの映画をきっかけに次のステージに進んでいくんやろうなぁ。と思う。

いつまでもどんどん遠い存在になっていく田中トシノリ。
大阪にこの映画がやってきたら絶対見に行こう。

そしてそん時は昔みたいに語り合いたいなー。


映画 「ひびきあうせかい」

UAや細野晴臣、ラスマス・シュトルベルグ(エフタークラング)、
スティーブン・パステル(ザ・パステルズ)など国内外の
アーティストが絶大な信頼を寄せる音楽家、青柳拓次。
彼が楽曲とサウンドミキシングを手掛ける本作は、
音楽ファンならずとも、心地よく、みずみずしい音の響きに驚くはずだ。


いわゆる音楽だけではない、自然音響や都市のノイズまでもが存在感を発揮し、
観る者はいつしか現実と夢が同時に重なりあうような、懐かしい場所に連れて行かれる。


過去と未来、音と映像がひびきあい、世代から世代へと思いが交錯する中で、
ドキュメンタリーとフィクションの境界は薄れゆく。
あなたは、この映画を観たあと、生まれたばかりの者のように世界へと
五感が開かれていくのを感じるだろう。