井上 寧さん
クラウド会計を活用して北摂地域の創業者・起業者をサポート。あらゆる会計・税務の悩みをお客様に寄り添いながら解決している。毎日更新の「丁寧解説。井上寧のお役立ちBLOG」は必見。
ホームページを作って終わりじゃない
関係性が続くサポートをしてくれる
井上さん
吹田商工会議所の方のご紹介でしたね。その方が栗原さんが作った十徳日本酒販売所さんのホームページを僕に見せて「どうやこれ、ええやろって」。それで心奪われてしまってね。
栗原
そうだったんですね。それは知らなかったです。
井上さん
経験と才能と努力とオリジナリティ、そういうものって伝わってくるじゃないですか。もちろん好みの問題もありますが、僕は好きだなって思って。
栗原
最初のご依頼としては井上さんのホームページのリニューアルでしたが、結果ロゴも作り直しましたね。初めて井上さんとお会いしたときハットをかぶってらして。それが僕にとってはすごく印象的で、それをイラストに落とし込んだらいい世界観ができるんじゃないかなと思ったんですよね。
井上さん
その頃は帽子にこだわりはなくて、単に日よけのためだったんですけどね。ロゴにしてもらってから僕のトレードマークになって、お客様にも浸透していてね。昨日打ち合わせに行ったお客様には「あれ、今日は帽子じゃないんですね」って。車で行ったから帽子はかぶってなかったんですけど。今年の夏に参加したセミナーでは、はじめて会う方から「あ、井上さんだ」と言っていただいて。帽子をかぶっていたから、わかったみたいです。
栗原
そんなふうに浸透しているのは、うれしいです。ロゴを帽子姿のイラストにするのは、思い切った提案ではあったんですが、井上さんにお会いしたとき、こういった遊び心を許してくれそうだなと感じたから提案できたんです。僕がお客様に対面で会いたいと思うのはそこで、どこまでどんな提案を受け入れてくれそうか確認したいからなんです。そういったニュアンスは電話やメールのやり取りだけでは感じ取れない気がして。
井上さん
なるほど。そうなんですね。お会いしてなければ帽子をかぶっている姿を見せる機会もなかったですもんね。
井上さん
僕のホームページなので、僕が伝えたいことはずっと変わらない。でもリニューアルのため栗原さんに作ってもらったら、その前と見え方はかなり変わりました。すごく印象に残るように、私自身を表現してくださってるなって。
栗原
もともとあったホームページはお堅めだったけど、リニューアルするなら等身大の井上さんが伝わるようなホームページにしたいなと思ったんです。写真もたくさん撮影しましたね。
井上さん
そこはもう言われるままに(笑)。
栗原
井上さんがすごいのは、毎日更新されているブログ。
井上さん
自慢じゃないんですが、1万人は見に来てくれてるんです。インプットとアウトプットをしながら常に勉強をしています。だからブログ以外の営業活動ってしていないんですよね。
栗原
ブログの更新=見ている方とのコミュニケーションが取れていたということなので、そういった意味でも井上さん本人が出ているこのホームページが違和感なく受け入れてもらえたのかもしれないです。リニューアルして、よりリアルな姿が伝えられたかなって思います。
井上さん
ホームページをリニューアルして良かったことが2つあって。ひとつは以前より若い方、僕の娘くらいの年齢の方からのご依頼が増えました。もうひとつは、今まで出会わなかった業種の方からのご依頼も増えたこと。ホームページの雰囲気って大切ですね。
栗原
実は僕も井上さんのホームページがきっかけで、士業職の方からの仕事の依頼が増えました。
栗原
直接お会いするのはお久しぶりですね。
井上さん
でもやり取りはいろいろありましたよね。海外からのスパムメールが集中的にくるようになってしまって、栗原さんに相談しました。
栗原
僕はデザイナーなので直接的な解決法を提示できるわけじゃないんですけど、よく一緒に仕事をしているシステム関連の方に相談して。
井上さん
栗原さんがつくってくれたホームページのQ&Aコーナーから、そういったスパムメールが来るようになったから、まず栗原さんに相談してしまったんですけど。ほかにもホームページ関連のことで困ったことがあると、連絡してしまいます。
栗原
ホームページを作らせてもらった方には、その後も何か不具合があったら連絡してくださいねって伝えていますし、ぜんぜん大丈夫ですよ。
井上さん
ホームページもひとつの作品。栗原さんとは“いっしょに作った”という感覚があったんですよね。だから完成したらそれで終わり、という関係性にはならなかったんだと思います。今、ロゴを作りたいって知人を紹介してるんですよね。僕のロゴを見て、これを作った方にお願いしたいって言われて。
栗原
みなさんそうやってつなげていただいて、ありがたいことです。
井上さん
栗原さんのようなデザイナーさんは作品が力になりますよね。建築家と同じ。住居は建築家にとっての作品でありながら、オーダーしたお客さんの生活の場でもある。半分は芸術で、半分は実用という感じが同じですよね。
栗原
確かに。
井上さん
お仕事自身がオートメーションでできるものじゃなくて、労働集約型な仕事じゃないですか。
栗原
はい、マンパワーの仕事ですね。でも作って終わりじゃなく、僕が作ったものを快適に使い続けてもらうためのサポートはしていきたいですね。